* さあしゃちゃん of 幸せのしっぽのために ~免疫介在性溶血性貧血に負けない!~

さあしゃ.jpg

さあしゃちゃん
ミニチュアダックスフント

生年月日
1999年5月1日生まれ
女の子、避妊済み
発症
8歳4ヵ月
病気に気付いたきっかけ
8歳の8月14日。いきなりウッドデッキで肉球を噛みながら転げ周り、くるくる回る。
蜂にでも刺されたかと思い、バケツにさあしゃを突っ込んで肉球を絞るが
回り続けるので、すぐに病院へ。
病院へ着いた時には何事もなかったように落ち着いていた。
血液検査も全て正常。
8月26日。お祭りの帰りに突然歩けなくなる。
8月27日。いつもは居ないような場所にずっと横になっている。元気がない。
冷たい所を選んで寝そべって、あまり動かない。
肉球をやたらと舐める。
歯茎が白いことに気づき、すぐに病院へ。
PCV-30% RBC-520 CRP*1-15
8月30日。CRP-19まで上がり、初めてこの病気の名前を知ることになる。
さあしゃのもともとのPCVは58%(発病前)
9月5日。PCV18%に下降。
病気になってからの、主な症状
1:土や木、床、そして自分の肉球を異常なほどに舐め続ける。
2:冬でも冷たい所を好んでばたんと頭を打ちつけるようにして倒れ、動かない。
3:目は遠くを見ていて全く元気はない。触られることを嫌がる。
4:毛はぼさぼさになり抜けて少なくなる。筋肉が落ちてガリガリの体になる。
5:下痢、嘔吐。
6:多飲、多尿。
4・5・6は薬の副作用かと思われます。
今 現在
PCV 45~47%あたりをウロウロしています。
今は、二週間に一度の検査を続けています。
発症から三年。
血液検査の回数 174回、輸血の回数 12回。
PCVの上昇・下降、薬の量の増減を繰り返し
今日に至ります。
メッセージ
この病気になるまで、この病名すら知りませんでした。
ネットで調べても、わからない事ばかり。パニックでした。
そんな困惑の中、沢山の仲間・先輩に資料を送ってもらったり
友人の助けを借りたり…
何とか、三年経ちました。
大切だと思う事は
・自分でしっかり考え、病院の先生としっかり納得できるまで話をする事。
・この病気は確実に良くなると言う治療方法はありません。
沢山の情報を仕入れて、自分で判断する事。
使ったお薬 ・行った治療や処置・血液検査の詳細
(発症前 2007.4 PCV 58.7)
2007.8.27(初診)
PCV 30 通常時よりも少し貧血気味
CRP 15
お薬:パセトシン*21/3錠を1日二回
メタカム*32mg/kgを1日一回 1日 その後 1mg/kgに減薬
2007.8.30
PCV 30.4 CRP 19
ステロイドを服用して、一週間様子を見る事に
お薬:パセトシン 1/3錠を1日二回
プレドニゾロン 3mg/kgを1日一回 その後 2mg/kgに減薬
ファモチジン*41/2錠を1日一回
2007.9.4
PCV 24 CRPはステロイド服用のおかげで4%に下がる
シクロスポリンの服用を開始
お薬:パセトシン 1/3錠を1日二回
ファモチジン 1/2錠を1日一回
プレドニゾロン 2mg/kgを1日一回
ネオメルク 一カプセルを1日一回
2007.9.5
念のためのクロスマッチに来院したら、PCV 18.9。入院。
2007.9.6
パルス療法(コハク酸メチルプレドニゾロンNa) 15mg/kgを静脈点滴
輸血
2007.9.7
パルス療法(コハク酸メチルプレドニゾロンNa) 15mg/kgを静脈点滴
PCV 35
2007.9.8
パルス療法(コハク酸メチルプレドニゾロンNa) 15mg/kgを静脈点滴
退院。PCV 41
お薬:肝セット(数種類の肝庇護剤の混合薬) 90mg/kgを1日二回 2日
2007.9.12
PCV 39
お薬:パセトシン 1/3錠を1日二回
ファモチジン 1/2錠を1日一回
プレドニゾロン 2mg/kgを1日一回
ネオメルク 一カプセルを1日一回
肝セット(数種類の肝庇護剤の混合薬) 90mg/kgを1日二回
2007.9.23
PCV 32
PCVが下がっているのでプレドニゾロンを3mg/kgに増やす
2007.926
PCV 29
プレドニゾロン 4mg/kgを皮下注射に変更
2007.928
PCV 26
プレドニゾロン 3mg/kgを皮下注射
2007.929
プレドニゾロン 2mg/kgを皮下注射
2007.10.1
PCV 23
プレドニゾロン 1.5mg/kgを皮下注射
エンドキサン*5(サイクロホスファマイド) 10mg/kgを静脈注射
お薬:ファモチジン 1/2錠を1日一回
パセトシン 1/3を1日一\二回
ネオメルク 一カプセルを1日一回
肝セット(数種類の肝庇護剤の混合薬) 90mg/kgを1日二回
2007.10.2
輸血
PCV 33に上がる
2007.10.8
PCV 33.7
エンドキサン 10mg/kgを静脈注射
プレドニゾロン 1mg/kgを3日に一回 皮下注射
2007.10.16
PCV 18に下がったので、輸血
PCV 32に上がる
2007.10.18
PCV 40
2007.10.22
PCV 35に下がっていたので、シクロスポリンをアラバ錠(レフルノミド)に変更
エンドキサン 10mg/kgを静脈注射
プレドニゾロン 2mg/kgを2日に一回 皮下注射
お薬:ネオメルク 終了
アラバ20 1錠を1日一回
Ambrotose(糖さ) 開始
2007.10.25
PCV 29
2007.10.27
PCV 30
発熱(39.6℃)の為、座薬(インドメタシン) 1/2錠
2007.10.28
PCV 28
下痢・体の震えが起こる
レフルノミドの副作用かと思い、1錠を3/4錠に減薬
2007.10.29
PCV 27.6
エンドキサン 10mg/kgを静脈注射
お薬:整腸剤(軟便の為) 1錠を1日二回 3日
2007.11.1
PCV 24
2007.11.4
PCV 22
2007.11.5
PCV 20
エンドキサン 10mg/kgを静脈注射
2007.11.7
輸血
PCV 30に上がる
2007.11.10
PCV 36
お薬:ウルソデオキシコール酸*61錠を1日二回
肝セット、終了
2007.11.15
PCV30
2007.11.18
PCV 29
2007.11.22
PCV 28.5
2007.11.28
PCV 22
PCVが下がるので、アラバ錠を3/4錠から1錠に増やす
2007.12.1
PCV 19
2007.12.3
輸血
PCV 35に上がる
2007.12.9
PCV 40
2007.12.15
PCV 35
2007.12.20
PCV 21
2007.12.22
輸血
PCV 35に上がる
2007.12.27
PCV 29
2007.12.30
PCV 28
2008.1.5
PCV 24
2008.1.9
PCV 21
2008.1.13
PCV 19
2008.1.16
PCV19
2008.1.19
PCV 16
プレドニゾロン 2mg/kgを3mg/kgに増やす
2008.1.22
PCV 14に下がったため、輸血
輸血後、36に
プレドニゾロン 3mg/kgを2日に一回に変更
2008.1.30
PCV 38
縫合糸肉芽腫*7が見つかる
2008.2.6
PCV 34
2008.2.10
PCV 31
2008.2.13
プレドニゾロンをメチルプレドニゾロン(メドロール) 2.5mg/kg 2日に一回に変更
2008.2.16
PCV 25
2008.2.20
PCV 20
白血球が下がり始める (WBC 1800)
メチルプレドニゾロンの副作用で、震え・呼吸困難が起きたので
プレドニゾロン 2mg/kgを2日に一回に変更
タオチン*81/4錠 1日一回 追加
2008.2.24
PCV 18
輸血
2008.2.25
PCV33
2008.3.12
PCV 26
アラバ 1錠から3/4錠をに変更
2008.3.18
PCV 22
アラバ 3/4錠から1/2錠に変更
2008.3.25
PCV 19
2008.3.30
PCV 18 白血球は依然低いまま
2008.4.2
PCV 18
2008.4.6
PCV 17
2008.4.9
PCV 15
輸血
2008.4.16
PCV 40
2008.4.23
PCV 38
2008.4.30
PCV 31
2008.5.7
PCV 28
プレドニゾロン 2mg/kgを2.5mg/kgに変更
2008.5.15
PCV 24
2008.5.21
PCV 21
2008.5.25
PCV 18
2008.5.28
PCV 16.3
輸血
2008.6.4
PCV 40
プレドニゾロン 2.5mg/kgを2mg/kgに変更
2008.6.11
PCV 37
2008.6.18
PCV 32
2008.6.25
PCV 27
タオチン、終了
2008.7.2
PCV 22
2008.7.9
PCV 21
2008.7.13
PCV 18
2008.7.16
PCV 17
輸血
2008.7.23
PCV 36
針治療、開始
2008.7.30
PCV 35
2008.8.2
PCV 33
2008.8.6
PCV 24
2008.8.13
PCV 26
プレドニゾロン 2mg/kgを1mg/kgに変更
2008.8.20
PCV 23
ルンブルクスルベルス*9開始
2008.8.26
PCV 22
輸血
2008.9.3
PCV 41
アラバ 1/2錠を1/4錠に変更
2008.9.10
PCV 37
2008.9.17
PCV 33
2008.9.23
PCV 28
2008.10.1
PCV 24
2008.10.8
PCV 26
この日を境に、上昇し始める
2008.10.15
PCV 27
2008.10.29
PCV 33
2008.11.26
PCV 35
2008.12.3
PCV 36
2009.2.4
PCV 37
2009.2.18
PCV 39
2009.3.4
PCV 40
2009.3.18
PCV 43
2009.3.25
PCV 42
プレドニゾロン 1mg/kgを0.5mg/kgに変更
2009.5.20
プレドニゾロン 0.5mg/kgを0.25mg/kgに変更
2009.6.17
プレドニゾロン 0.5mg/kg 2日に一回を3日に一回に変更
2009.6.24
PCV 45
2009.7.8
PCV 46
2009.7.15
アラバ 1/4錠 1日一回を2日に一回に変更
2009.7.16
抗生剤 パセトシン(アモキシシリ)からビブラマイシンに変更
2009.8.5
PCV 47
2009.8.12
アラバ 1/4錠 2日に一回を3日に一回に変更
2009.8.26
プレドニゾロン 毎日投与に変更
2009.9.16
プレゾニゾロン 2日に一回に変更
2009.10.7
アラバ 1/4錠 3日に一回を4日に一回に変更
2009.11.25
プレドニゾロン 3日に一回に変更
2009.12.23
PCV 49
プレドニゾロン 4日に一回に変更
2010.1.20
アラバ 1/4錠 4日に一回を5日に一回に変更
2010.2.3
プレドニゾロン 1mg/kgを5mgに変更
2010.3.3
プレドニゾロン 5mgを5mgの3/4錠に変更
2010.3.24
プレドニゾロン 5mgの3/4錠を1/2錠に変更
2010.4.7
PCV 50
アラバ1/4錠 5日に一回を6日に一回に変更
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2010年8月現在




*1 CPR:犬C反応性蛋白。正常値 0~1。血液中のあるタンパク質を調べることによって、犬の身体の中の急性炎症を発見。どこかに炎症があると、数値が上がる。
*2 パセトシン:抗生剤。
*3 メタカム:非ステロイド系消炎鎮痛剤。
*4 ファモチジン:胃酸から胃を守るために胃酸の分泌を止める作用をする、H2ブロッカー。
*5 エンドキサン:サイクロホスファマイド。抗がん剤。
*6 ウルソデオキシコール酸:肝臓の血流をよくして、肝臓の細胞を守る。特に、胆石や胆汁うっ滞をともなう肝臓病に向く。また、慢性肝炎においても肝機能値の改善効果が認められている。強力な作用があるとは言えないが、安全性が高く副作用も少ない。
*7 縫合糸肉芽腫:手術を行うにあたって、血管を結紮したり、組織を縫合したりするには外科用の縫合糸が必要である。しかし、どのような素材の糸を使用したとしても、生体にとっては「異物」である為、縫合糸の使用部位での大小の差はあるが、組織反応が起きる事になる。この組織反応が過度に生じる事で出来てしまう肉芽組織(肉芽腫)の事。
*8 タオチン:体内の酸化還元系にはたらき、解毒作用を示す。通常、薬物中毒や妊娠中毒などによる吐き気の治療に用いられる。
*9 ルンブルクスルベルス:赤ミミズ。血栓予防の効果がある。
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